熱中症予防基本対策要綱ではまず第1段階として
WBGT値の活用を挙げています。
WBGT基準値とは暑熱環境による熱ストレスの評価を行う暑さ指数のことだそうです。
ちなみに作業現場でも測定する機器が販売されていますが、機器の管理が大変だといった場合
環境省の熱中症予防情報サイト
が役に立ちます。
そうして把握したWBGT基準値と、身体作業強度を比べて、基準値を超える場合には対策をする必要があるそうです。
比べる為の表は前回ブログに記載している参考資料
(https://www.mhlw.go.jp/content/001476821.pdf)
をご確認ください。
対策としては
・冷房等により当該作業場所のWBGT基準値の低減を図ること
・身体作業強度(代謝率レベル)の低い作業に変更すること
・WBGT基準値より低いWBGT値である作業場所での作業に変更すること
が挙げられています。
まず「冷房等」ですが、弊社工場建屋が広く、尚且つトラックの出入りが多い為エアコンを入れても冷えてくれません・・・。また、鉄を扱っている為、結露が天敵な為、冷やす->温まってしまうといった急な温度変化は避けなければなりません。(錆びてしまう)
ですので
・ウォータージャケットやドライアイスジャケット、空調服などを現場作業者全員に配布
・工場内にスポットクーラーや送風機、誘引ファンなどを設置
などで対応しました。
次に「身体作業強度の低い作業に変更」ですが、対応可能な場合もありますが作業内容によっては難しい業務もある為一律対応は難しかったです。
最後に「作業場所」についてですが現場作業ではレベラー切断機やレーザー切断機等大型の機械を使用して作業する為、そこから離れられない=作業場所変えられないという状況です。
この要綱作った人は現場を知らなすぎないか!?とちょっと愚痴を言いたくなった次第です・・・。
以上により、第1段階だけでの熱中症対策は難しいことになりました。
続いて第2段階に入ることになります。お電話でのお問い合わせはこちら
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